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2022.10.01

創業の旗印

 私は自分が創業したセブンブレンチ、ワンダーストレージホールディングス及びすべての事業会社が大好きです。自分の人生を賭けて一生懸命マーケットでどう生き残るか?どう勝つか?を考えてきたからです。正直、人生で一番努力したプロジェクトがこの11年間だと思っています。
 セブンブレンチは2011年5月11日に登記をしました。創業日は5月17日。これは最短で登記簿が手に入っただけの日です。これは前職の3ヶ月だけ所属していた会社をクビになった日でもあります。(この会社は雇用契約を誤魔化し(業務請負契約にしていた)、プロジェクトと顧客だけ奪い、ある日放り出されました。その後、業法違反で逮捕者が出て、無くなりましたのでここで関わりを捨てなさい!そして、世の中のためにあんたはとっとと起業しなさいという天からの通告だったのだと今は思っています。)
 大通公園の7丁目のベンチで、1時間ほど悩みました。家族になんて言おう・・・って。あ!じゃあ、給与と同じ金額が来月の振り込み日まで入ってれば誤魔化せるぜ〜!じゃあキャッシュフロー的に合うのって・・・起業しかないぜ!ってくらいのノリで、登記簿の作成を行い、セゾンカードで20万円キャッシングし、2時間ほど後には法務局で登記完了。これがセブンブレンチ社のスタートなんです(笑)ほんとに。
なんにもない会社でした。事務所もない。名刺もない。電話番号も私の携帯。FAXもEメールもない。仲間もいない。あるのは賃貸である自宅と自家用車のノア一台のみ。PCは中古PCショップで8000円のやつを2台購入しました。
そんな会社は、今期おそらく年商30億円を超え、後3年ほどので45億円程度が見えてきました。たくさんの従業員に恵まれ、最近では産学連携や社会的な活動も行えるようになってきました。これは正直、関わった全てのみんなで、ひとつの奇跡を起こしたのではないか?というふうに強く思っています。

なにもない会社だったからこそ、できたことがあります。それは、「【無い】という中で、手段を選ばず何を成し遂げるか?」を考え抜く「思考回路」が育ったことが最大の得たものだといまだに思っています。  そして、①誰より自分の位置を低く置き努力をしつづけられるマインドになったこと ②こんな何も無い自分や会社についてきてくれる仲間を腹の底から大事に思い、きちっと負荷をかけ、ともに成長するマインドになったこと ③自分の会社ではなく自分たちの会社だと思い続けられたこと ④リーダーとして、俯瞰をし感情と問題を切り分けられる考えになったこと ⑤スピードは全てに優先するという考えに至ったこと ⑥家族を大事にする、させるという目線が自分に一番必要だということ ⑦頭の悪い人・思想のない人と喧嘩をしても1ミリもいいことがないということを悟ったこと・・・ これが11年と言う創業からの生活で得たことです。
 セブンブレンチの創業時からの現場のスタッフが着るジャンパーには、創業期からの旗印が英語で書かれています。直球で和訳すると・・・。
「最弱は最速で最強へ」という意味になります。何もないからこそ、何をやらない?何をやる?何に集中する?そして、何を目指す???創業期から、私はこの問いのみシンプルに自分に問い続けてきました。あーでもないこーでもない理論化する人はいますが、シンプルに、わかりやすく・・・『どこ目指して何する?しない?』でいいんです。
 最弱=自分を高みにおかない=努力し続け、コンペティターを強く意識する。最速=やること・やらないことを精査し、固定概念をもった手段を排除し、最短でゴールに辿り着く。最強=ルールを決められる側になる おかしなことをおかしいぞ!と変えられる力を持つ
 これを31歳の私は、一生の課題としようと思い、背中に背負いました。見て見ぬふりする人生にサヨナラ〜(笑)って思える人生が一番素敵です。綺麗事いって満足するダサい自分じゃなく行動し尽くした人生だったなー。ってともに思いませんか?
 Exciting, Isn`t It !? With US !

佐藤 肇祐

佐藤 肇祐Sato Keisuk

ワンダーストレージホールディングス株式会社
代表取締役 兼 CEO

株式会社セブンブレンチ 代表取締役