社長室

前回は、誰を船に乗せる？という話をしました。
今回は、何をやる？の話をしたいと思います。

お金がなかった私は、前段にも書いたかもしれませんが、「福祉事業をやる！！」というところまでは決まっていましたが、どんな福祉事業をやるということは決まっておりませんでした。

故にまずは、訪問介護（実際に一般居宅に行くやつ）を開始しました。ケアマネージャーさんに挨拶に行きまくりましたが、まーまーひどい態度で門前払いばっかりでした。半年もってからきて！今忙しいから帰ってシッシ！みたいな感じがほとんどでした。当時は、私は若かったので、いちいちムカついておりました。絶対、お前らの会社なんて追い抜いてやる！覚えとけ！と言って椅子蹴って出てきたことも何回もあります。
そんな営業マンが我々の会社に今入ってきたら、まずまず激しいヤキを入れるでしょうね（笑）
この時の悔しい体験から生まれたものがあります。
「俺は本当に世の中に必要とされる商品をつくれてない！」ということです。
正直、うまくいかなくて世の中すべてにムカつきました。しかし、ムカついてもなにも変わらない。
ちんけなプライドで飯は食えません。土下座して従業員が食えるなら安いもんです。マインドを変えるのはそう長くかからずとにかく考えまくりました。

そして生まれたのが、「空室を埋めるということ＋高齢者の特別養護老人ホーム待機者を減らす」という、空室利用の有料老人ホームのスタートでした。
そして、このモデルを白黒コピーでつくったパンフを持ち、ケアマネージャーさんではなく、どこに営業をかけたかというと・・・だめもとで総合病院に直接アタックをするという無謀なことを実行してしまいました。

結果・・・1ヶ月で一番最初にはじめた住宅15室は満室！！！
他社からも自分の物件も埋めてくれ！！と問い合わせが殺到しました。

悩むくらいなら失敗してもいいからやってみる！
それが業界の通例に合わなくても、批判されてもやってみる！とにかくやる！
これが自分の強みなんだなーと10期目の今だから思います。

字数の制限があるので、この続きは次回・・・。