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2026.02.05

絶対に負けない会社をつくる──「不器用な経営」と、ズルをしない勝ち方

 ワンダーストレージホールディングスは、「絶対に負けない会社」づくりを目指しています。
 ここで言う"負けない"は、売上の大きさや規模の話だけではありません。たとえ景気が揺れても、制度が変わっても、人が入れ替わっても、地域から必要とされ続けること。社員とその家族が安心して暮らせる土台を守り続けること。そして何より、ズルをせず、誤魔化さず、お天道様に顔向けできるやり方で勝ち切ること。これが、私たちの言う「負けない」です。
 朝起きたとき、鏡の中の自分をまっすぐ見られる。そんな人間の集まりでできた強い会社なら、私はトップとして心から満足です。世の中には、派手な言葉で注目を集めるやり方もあります。大きな数字を叫ぶ。成功っぽい雰囲気をつくる。SNSなら、それでも成立してしまうことがある。嘘をつくことに慣れて酔っているとしか思えない。もしくは嘘が金になるからやっている。けれど現実の経営は、もっと地味で、もっと重い。人を雇えば責任が増える。利用者さんや患者さん、お客様がいれば、失敗は"誰かの生活"に直結します。だから私たちは、軽々しく勝ちを語りません。語るべきは、現場の安全と品質、スタッフの成長、継続できる仕組み、そして信用です。
 私の書籍タイトルは『不器用な経営』です。出版社の方々がつけてくれました。よくこのタイトルになったよな(笑)ってできてきた時に思いました。
 タイトル通り、私は、正直、器用に立ち回るのが得意ではありません。人と仲良くするのが上手いタイプでもない。場の空気に合わせて、お茶を濁すのも苦手です。だから損をすることも多かったし、生きづらい瞬間もありました。それでも、その不器用さを"直さなかった"。
間違ったことを見過ごさない。損でも逃げない。苦しくても、その場に立ち続ける。人の目より、自分の誇りを優先する。そういう姿勢が、結果として会社の文化になっていきました。
 創業のときも、近道は選びませんでした。資本金は小さく、最初は名刺販売から始め、地道に資金をつくりました。朝早くから夜遅くまで動き続けたのは、美談にしたいからではなく、「そうするしかなかった」からです。逃げ道がない状況で、どうやって勝つか。答えはシンプルでした。ズルをしない。投げ出さない。積み上げる。これを徹底する。
 結局、強い会社は"特別な才能"ではなく、"特別に当たり前なこと"を続けた会社が勝ち残る。私はそう信じています。
 そして私たちの仕事は、医療・介護・住まい・生活支援。つまり、人の暮らしを支える社会インフラです。ここで一度ズルをしたら終わりです。
●目先の利益のために、現場に無理をさせる
●数字を良く見せるために、実態を誤魔化す
●責任を誰かに押し付けて、逃げ切る
 こういうことを一度でも許した瞬間に、組織は弱くなります。信用は、積み上げるのに時間がかかるのに、失うのは一瞬です。
 私たちは、派手な勝ち方より「信用が減らない勝ち方」を選びます。静かでもいい。地味でもいい。長く勝つ。そのための勝ち方をする。
 「絶対に負けない会社」とは、言い換えると"仕組みで勝てる会社"です。誰か一人の頑張りやカリスマで回る会社は、強いようで脆い。人が疲れる。属人的になる。再現性がなくなる。
 だから私たちは、会社が大きくなるほど「判断基準」「責任の所在」「育成の仕組み」「品質のルール」を整えます。現場が安心して働けるように、余計な不安や理不尽が起きないように、会社側が責任を取りにいく仕組みを増やしていきます。
 もう一つ、私は「運と縁」を大事にしています。運は、待っている人に来るのではなく、逃げなかった人に後から追いついてくる。縁は、うまく立ち回った人に付くのではなく、正しい側に立ち続けた人に生まれる。偶然みたいな顔をした必然です。だから私たちは、短期の得より、長期の信用を取りにいきます。勝つために卑怯にならない。勝つために人を削らない。勝つために正しさを曲げない。遠回りに見えても、それが結局いちばん強い。
 ワンダーストレージホールディングスは、これからも王道でいきます。不器用でも、まっすぐに。地域に必要とされ続ける会社をつくる。社員が誇りを持てる仕事を積み上げる。
 それが、私たちの「絶対に負けない会社づくり」です。

佐藤 肇祐

佐藤 肇祐Sato Keisuk

ワンダーストレージホールディングス株式会社
代表取締役 兼 CEO

株式会社セブンブレンチ 代表取締役