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社長ブログ
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エントランスウォールに刻まれた言葉の意味
2025.12.02
エントランスウォールに刻まれた言葉の意味
なぜエントランスに
BRAKE THE WALL / REWRITE THE RULUS / EXCITING ISN’T IT!?
と書いたのか。新本社のエントランスに掲げた、この3つの言葉には、私がここまで事業をやってきた「怒り」と「願い」と「遊び心」が、全部詰まっています。
1.BRAKE THE WALL ―
見えざる壁をぶっ壊す
私が事業をやっている根っこには、ずっと「見えざる壁」への怒りがあります。現場を知らない人たちが、自分たちに都合のいい"きれいな言葉"でルールを決める。そのルールは、弱い立場の人や地方の人、スタートラインが違う人たちを、じわじわと不利な場所に追いやっていく。私は、そういう壁をたくさん見てきました。
どれだけ頑張っても、「最初から勝てないゲーム」にされてしまっている人たちがいる。それは、介護でも医療でも障がい福祉でも、地方の中小企業の世界でも同じです。
私は「公平をくれ」とは言いません。
ただ、未来の子供達のために「平等な勝負ができるスタートライン」くらいは整えたい。だからこそ、最初の一言はBRAKE THE WALLにしました。
私たちが壊したいのは、目に見える立派な壁ではなく、「どうせ無理だよ」「うちの業界はこういうものだから」という、諦めと慣れとあきらめが固まってできた"見えざる壁"です。
●地方だからできない
●福祉だから稼げない
●民間だから信頼されない
こういう言い訳を、まず自分たちの中から壊していく。そのうえで、社会にある理不尽な壁にも挑む。エントランスのこの言葉は、世の中に対する宣言であると同時に、私自身への戒めでもあります。「お前が一番、先に諦めるなよ」「お前が一番、壁を壊しに行け」という、自分へのメッセージです。
2.REWRITE THE RULUS ―
ルールは"与えられる"ものから"つくる"ものへ
壁を壊しただけでは、世界は良くなりません。次に必要なのは、「新しいルールをつくる側に回ること」です。介護保険の制度、診療報酬の枠組み、補助金や助成金の設計、働き方の慣習…。気がつけば、私たちは「誰かがつくったルールの中で、どう頑張るか」ばかりを考えさせられています。
もちろん、国の制度や法律は守らなければなりません。しかし、その内側で「現場から生まれた、本当に人が幸せになるルール」は、自分たちでいくらでも設計できるはずです。
たとえば――
●高齢者住宅のあり方
●職員のキャリアパスのつくり方
●地域との関係性の結び方
●障がいのある人の働く場のデザイン
●医療と福祉と生活をつなぐ仕組み
これらは、国や行政から「こうしなさい」と決められるものではなく、私たちが自分たちの頭で考え、現場で試行錯誤して、書き換えていく"ルール"です。
だから、2つ目の言葉は
REWRITE THE RULUSにしました。誰かの作ったルールに文句を言う側ではなく、
「新しい当たり前」をつくる側に回ろうという宣言です。
ワンダーストレージホールディングスがやっていることは、単なる「介護事業」「医療事業」「障がい福祉事業」ではありません。
●地方で、ゼロから15年で年商40億のグループをつくる
●医療・介護・障がい・住まい・仕事・食事などの生活圏と経済圏をつないだ"社会インフラ"をつくる
●従業員800人規模のグループで、人的資本経営を本気でやるこれ自体が、既存のルールの上書き=REWRITEだと思っています。
「ルールは、偉い人たちが決めるもの」ではない。「現場と生活者に一番近い私たちが、新しいルールのモデルを示す」。エントランスのこの一言は、「もう、被害者側の言葉をやめて、ルールメーカー側に立とう」という意思表示です。
3.EXCITING ISN’T IT!? ―
不安を"ワクワク"に変える会社でありたい
壁を壊す。ルールを書き換える。言葉にするとカッコいいですが、実際は泥臭くて、しんどくて、失敗だらけの仕事です。地方発の民間企業が、医療や福祉の既成概念に挑むのは、ある意味では「無謀」かもしれません。それでも私が、そして私たちが進み続けてこれたのは、最後にこの感覚を大事にしてきたからです。「でもさ、なんかワクワクしない?」
この一言があるかどうかで、同じ困難も、ただの地獄になるのか、次のステージにいくための試練になるのかが変わると、私は思っています。
だから3つ目は、あえて少し砕けた言葉で
EXCITING ISN’T IT!?にしました。
●前例がないことに挑戦する
●誰もやっていない組み合わせをつくる
●行政や大企業がやらない隙間を埋める
●地域の人たちの「そんなことできるの?」を形にする普通に考えたら、不安要素だらけです。
でも、私たちの会社のアイデンティティは、「毎日が航海前夜」「狼の群れのように、自分の役割を考えて動く」そんな感覚の集まりでありたい。未来はどうなるかわからない。経営にはリスクもある。だけど、どうせやるなら「おもしろがってやろうぜ」と。
この3つ目の言葉は、社員一人ひとりへの「合言葉」であり、参加証のようなものです。「怖い」「不安だ」という気持ちはあっていい。
そのうえで、「でも、ちょっとワクワクもしている自分」がいるなら、あなたはきっと、この会社の“仲間”なんだと思います。
4.この3つの言葉は、誰に向けたメッセージか
エントランスは、会社の「顔」です。社員、家族、利用者さん、取引先、金融機関、行政、そして地域の人たち。あらゆる人がこの言葉を目にします。
でも、実は一番強く伝えたい相手は、ワンダーストレージホールディングスで働くみんなです。
●壁を壊しにいく側でいるか
●ルールをつくる側に回るか
●不安をワクワクに変えて進むか
この3つのどれか一つでも、「そうありたい」と思ってくれる人と一緒に、これからの10年、20年を走りたい。
そしてもう一つ。この言葉は、未来の社員たちにも向けています。これから入ってくる新卒、中途、海外人材、アライアンスパートナー…。このエントランスをくぐるときに、「なんだこの会社?でも、なんかおもしろそうだな」と感じてくれたら、それでいい。
ワンダーストレージホールディングスは、綺麗ごとだけでできている会社ではありません。失敗も、裏切りも、悔しさもたくさん経験してきました。
それでも、「見えざる壁に負けない」「平等な勝負を増やす」「社会インフラとして100年続く」そのために、私たちは今日もこの3つの言葉をくぐって、仕事を始めます。
この3つが、新本社エントランスの飾りではなく、私たち一人ひとりの「生き方」と「働き方」になっていくように。その願いを込めて、この言葉を刻みました。
エントランスウォールでぜひ私やスタッフたちと一緒に写真を撮りに来てください(笑)

佐藤 肇祐Sato Keisuk
ワンダーストレージホールディングス株式会社
代表取締役 兼 CEO
株式会社セブンブレンチ 代表取締役