当事者の声を届けるVol.14後編

当事者の声を届けるVol.14後編

ワンダーストレージホールディングス広報担当 杉本梢です♪

「働く」をテーマに、就労継続支援を利用している当事者の声を配信!

 今回は「ぐろーあっぷ」を利用している『TTさん』のインタビュー後半です。「ぐろーあっぷ」は、ワンダーストレージホールディングス株式会社のグループ会社である「ワンダーストレージクリエイションの就労支援A型事業所」です。

Q【これからの目標を教えてください】

A「安定した事業所の利用を経て、障害者雇用で就職したいと考えています。その際は、職場に発達障害のことを理解してもらえるように伝えていきたいです。そして、生活保護の状況を脱したいです。」

 障害者雇用は、企業の取り組みだけではなく、当事者側も周囲に自身の障害のことを発信していくことも大切になります。なぜなら、どちらかが一方的に働きかけるものではなく、障害理解は対話によって進んでいくからです。

 ぐろーあっぷでのパソコンを扱った作業内容は、TTさんが将来就きたい仕事の内容とリンクしています。しかし、コロナの影響で障害者雇用の求人数が減少し、自分が望む職種を選択することが難しい状況です。希望の業務内容を諦めることも視野に入れているそうです。

Q【読者に伝えたいこと】

A「就労継続支援は避難場所みたいな存在だと思っています。再就職をしたいと思っていても、障害に伴う症状でアルバイトも難しい状況に置かれました。そんな時に、就労継続支援という選択肢があることを知りました。自分は、とても恵まれていると感じました。」

 就労継続支援は、就労を希望する障害者がサポートを受けられる場所です。TTさんにとって、精神疾患の治療を進めたり自分の障害に対する理解を深めたりしながら、事業所で再就職を目指すための準備をしています。

A「当事者の皆さん、自分の障害を理解してくれる環境は必ずあります。そこまで障害は重たくないからと自分で判断し、サポートを受けられる選択肢を簡単に捨てないでください。」

 TTさんは、自身の障害を身近な人に理解してもらえず、「退職したことを障害のせいにするんじゃない」と言われた経験をお持ちです。その時、「親しい人でも皆に障害を理解してもらえるものではない」という現実を知りました。

 日本は障害について知る機会が不足しています。特に、大人世代は学校で学ぶ機会もなかったので、知らないが故に無意識のうちに当事者が傷つく言葉や態度で接してしまうケースも珍しくありません。大半の方は、「正しく障害を知る機会」さえあれば、障害を理解してサポートしたいと思っています。そのことを、障害理解啓発活動を通して肌で感じてきました。だからこそ、当事者の声を届ける必要があると思い、発信しています。

まだまだ、周囲の理解が十分でない現状だからこそ、周囲が障害を抱えて悩んでいる当事者に気が付けない場合もあります。そんな時は、当事者自らが理解を求めるアクションを取ることも大切になります。その具体的な一つの方法を、TTさんが教えてくださいました。

A「どこに問い合わせをしたらよいかわからない人は、まずは役所の福祉に関する窓口に行くことをおすすめします。」

 次回も、ぜひお読みください。