当事者の声を届ける Vol.11後編

当事者の声を届ける Vol.11後編

ワンダーストレージホールディングス広報担当 杉本梢です♪

「働く」をテーマに、就労継続支援を利用している当事者の声を配信!

今回は「ぐろーあっぷ」を利用している『植木さん』のインタビュー後半です。「ぐろーあっぷ」は、ワンダーストレージホールディングス株式会社のグループ会社である「ワンダーストレージクリエイションの就労支援A型事業所」です。

 植木さんは、大手企業でシステムエンジニアとして勤務していました。上司との関係が要因の一つとなり、うつ病を患いました。治療に専念しながら「ぐろーあっぷ」を利用することで、生活リズムの改善に加え、大きな変化があったそうです。それでは、後半のインタビュースタート!

Q【精神疾患のどんな症状と向き合っていますか】

A 「就労継続支援を利用する前は、外に出ることが怖く、家から一歩も出ずに閉じこもった時期がありました。もちろん、そういう時期を経ることが必要な人も居ると思いますが、人と関わる場があることが一番重要だと感じています。その場所が、この「ぐろーあっぷ」になっています。」

 周囲とどのようにコミュニケーションを図たら良いのか悩んでいたそうです。しかし、穏やかで温かい雰囲気や、当事者の抱える障害特性に応じて利用ができることを知り、安心して過ごせることがわかりました。作業を進めていく中で自然と生まれる会話に触れ、人と関わることについて向き合う良い機会になっていると笑顔で話してくださいました。

Q【これからの目標や将来の夢を教えてください】

A「うつ病を患ってから、働くことに自信が持てずにいました。しかし、就労継続支援で様々な経験を積むことで、少しずつ自信が持てるようになってきました。将来は、パソコンを扱う事務の仕事に就きたいです。疾患のことも考え、規則正しい生活が送れる勤務形態の職場を探したいです。」

 入所当初、システムエンジニアとして働いていた時に培ったパソコンの技術を活かしてみてはどうかという提案があり、パソコンを使った事務作業に挑戦することになりました。わからないことは丁寧に教えてもらえる環境や自分が知っていることを周囲に伝え役に立てる経験を通して、少しずつ自信を持てるようになったそうです。

Q【読者に伝えたいこと】

A「突然障害をもち、感じていることがあります。それは、大半の人が障害者という言葉にマイナスのイメージをもっているということです。私だけではなく、誰もが障害をもつ可能性があります。決して、障害だけを見てマイナスに思って欲しくないです。障害の有無に関係なく、人は何でもできて当たり前ではなく、全てできなくて当たり前といった考え方が大切だと思っています。」

障害という言葉を聞くと、ポジティブなイメージよりもネガティブなイメージをもっている方が多いと言われています。また、障害をもっている方は「何もできない」や「障害をもっていない人よりも劣っている」といった誤解もまだ根強く残っています。これらは、障害について正しく知る機会が不足していることで、払拭が難しい障害に関する誤解です。私も実際に、思われたり言われたりしたことが何度もあります。

確かに障害に伴う困難さや不自由さを抱えています。

しかし、障害があってもできることはたくさんあります。障害はその人を構成している様々な要素の一つでしかありません。誰にでも得て不得手があるように、できるところにも注目し合う関わりが、社会に溢れて欲しいと願っています。植木さんの言葉を受け、更に障害理解啓発活動に力を注いでいきたいと思いました。

今回のインタビューも当事者の声に背中を押されました。

 次回の「障害当事者の声を届けるVol.12」も、ぜひお読みください。