当事者の声を届けるVol.9 後編

当事者の声を届けるVol.9 後編

ワンダーストレージホールディングス広報担当 杉本梢です♪

「働く」をテーマに、就労継続支援を利用している当事者の声を配信!

今回は「グッドライフ」を利用している篠田さんのインタビュー後半です。「グッドライフ」は、ワンダーストレージホールディングス株式会社のグループ会社である「ワンダーストレージクリエイションの就労支援B型事業所」です。

篠田さんは定時制の高校に通いながら日中はベッドメイキングを含む清掃のバイトをしていました。この仕事との出会いが、篠田さんの将来の夢に大きく関わっていることがわかりました。それでは、後半のインタビュースタート!

Q【これからの目標や将来の夢を教えてください】

A「一般就労でベッドメイキングの仕事に就くことです。高校生のころから続けてきましたが、てんかんで発作を起こして倒れたときに安全を確保できないという理由で解雇されました。その後も、ベットメイキングの仕事を探しましたが、見つけることができませんでした。」

 私も障害が理由でやりたい仕事を続けられなくなったことがあります。「やりきれない」や「無念」といった言葉を超えた感情を抱いたことを今でも覚えています。

篠田さんだけではなく、てんかんを理由に就職先が見つからない方を何人も知っています。どうしても業務内容上、安全を確保することが難しいケースも確かにあります。てんかんの一言で判断するのではなく、主治医の見解を聞いたり企業側が配慮することで働くことが可能になる方法を検討したりする等、当人も納得のできる話し合いがなされたのかという過程が大切になります。

Q【読者に伝えたいこと】

A「てんかんを一人でも多くの方に知って欲しいと思っています。その気持ちから、自分がてんかんを抱えていることを周囲に伝えるようにしています。また、外見でわかる障害ではないので、自分の口で知らせることも大切だと思っています。」

てんかんという言葉を漠然と知っていても、個人で発作の症状が異なることや発作を起こしたときの対処法を知らない人が大半です。

発作が起きても意識を失わない方もいます。(例:立ち尽くす、衣類のボタンを留めたり外したりする、口を開けたり閉じたりする等)薬や生活習慣を管理することで発作のコントロールが可能なケースもあります。  

また、発作時はすぐに救急車を呼ばなくてはならないと思っている方も多いかと思います。当事者から発作が起きたときの症状や対処法を事前に聞いて対応することで、大抵の場合は回復に向かうと言われています。(発作中の怪我を防ぐために危険なものを遠ざけ、落ち着くまで近くで様子を見守ることが基本的な対処法)

てんかんという言葉だけで判断せず、目の前の当事者と十分に対話をすることが何よりも大切です。私も今回のインタビューという対話を通して、篠田さんの趣味や将来の夢と共にてんかんを含む障害への理解も自然と深まっていきました。これが、私が広めている障害理解の考え方でもあります。

 次回の「障害当事者の声を届けるVol.10」も、ぜひお読みください。